ネナシカズラは、下の写真のように寄生する植物の茎に巻付いて、巻付いた部分から「吸器」という根のような器官を茎に侵入させて、やがてその中に維管束組織を作り、宿主から水や栄養を吸収する態勢を整えます。
ネナシカズラの寄生過程の生物学には、細胞と細胞との相互作用、個体と個体との相互作用の本質が含まれています。
主な課題
・二次原形質連絡の形成
・mRNAの植物間移行
・small RNAの植物間移行
・付着器形成
・探索糸細胞
・吸器内通導組織の分化
・寄生トランスクリプトーム