MS培地作製

MS、0.8%Agar、3%Sucrose培地 pH5.8 (1L)

 

Sucrose:30g

MURASHIGE AND SKOOG SALT MIXTURE:4.60g (1L用1パック)

MS Vitamin Solution(×1000):1.0mL

250mM MES(pH5.9):10mL

1N KOH(pH調節用):~400μL (→やりすぎた場合は1N or 0.1N HClで調節)

Agar Powder:8.0g

 

  1. 冷蔵庫からMURASHIGE AND SKOOG BASAL SALT MIXTUREのアルミパックを出し、常温になるまで置いておく。
  2. 同じく冷蔵庫からMS Vitamin Solution(×1000)を出して、析出している分を温めて溶かす(→ビーカーに水を張って電子レンジで60~70℃くらいに温めたお湯につけて振って、つけて振ってして溶かす。火傷しないように)。最近はマグネチックスターラーの撹拌子を入れてあるので撹拌して結晶を砕いて溶かす。
  3. 1LのポリビーカーをミリQ水で3回すすぐ(きれいだとは思うが一応)。
  4. ポリビーカーを電子天秤に乗せて、Sucroceを量り入れる。
  5. プラスチック皿にMURASHIGE AND SKOOG BASAL SALT MIXTUREを量り、ビーカーへ。使いさしを保存する場合は折りたたんでテープで密封し、開封日と使用量・残量を記録しておくこと。湿気やすいので注意。
  6. ミリQ水を全量の9割(900-950mL)くらいまで入れる。
  7. MS Vitamin Solution(×1000)をピペットで加える。
  8. 撹拌子を入れて撹拌し、校正したpHメーターを投入(2点校正ならpH4→7?)。だいたいpH4.0付近かと。
  9. 250mM MES(pH5.9)をピペットで加え、1N KOHでpHを5.8に合わせる。
  10. Agar Powderを量り、メディウム瓶に入れておく。作る量によっては瓶をいくつかに分けておく。液体を瓶の容量いっぱいいっぱいまでは入れないように。
  11. メスシリンダーで正確ににメスアップした溶液をメディウム瓶に加え、Agar Powderの塊ができないようによく揺り混ぜる。
  12. キャップを緩めに締め、アルミ箔で覆いオートクレーブへ(121℃、15分)。
  13. クリーンベンチ内で必要に応じて抗生物質などを加え、滅菌したマヨ瓶なりシャーレなりへ分注。ヤケドに注意。
  14. ラベルして4℃で保存。 
  15. オートクレーブ中に恒温槽を60℃に設定しておいて、メディウム瓶をいくつかに分けて作って放り込んでおけば、冷えて固まらずに作業できる。
  16. 500mLの培地を作るとだいたい7cmマヨ瓶に厚さ2~3cmで入れて8個分くらい…?シャーレに分注すると13~15枚分くらいになるらしい

 

LB培地作製

LB、1.5%Agarプレート pH7.0 (1L)

 

Bacto tyrptone:10g

Bacto yeast extract:5g

NaCl:10g

5N NaOH:0.2mL

Bacto-agar:15g

 

  1. 粉末試薬を量り、ビーカーに入れる。
  2. ミリQ水を全量の9割(900-950mL)くらいまで入れ、スターラーで混ぜ溶かす。
  3. NaOHをピペットで加え、pH7.0に調整する。
  4. bacto-agarを量り、メディウム瓶に入れておく。作る量によっては瓶をいくつかに分けておく。液体を瓶の容量いっぱいいっぱいまでは入れないように。
  5. メスシリンダーで正確ににメスアップした溶液をメディウム瓶に加え、agarの塊ができないようによく撹拌する。
  6. キャップを緩めに締め、アルミ箔で覆いオートクレーブへ(121℃、15分)。
  7. 65℃程度に冷めたら必要に応じて抗生物質を入れ、クリーンベンチ内で滅菌したシャーレへ分注。ヤケドに注意。
  8. ラベルして4℃で保存。